No.8

(1)  旦那の背広をクリーニング店に取りに行くと、店番の女の子に「ポケットにこれ入ってました」と言って小さなカードを渡されました。 見たところクレジットカードではなく、なにかの会員証の用でした。 どうせレンタルビデオ屋のカードだと思って、気にもしてませんでしたが捨てる訳にもいかないので、旦那の部屋のパソコンの前にでも置いておこうと思いました。 しかし、部屋に入ってパソコンの前に置いてよくよく見ると、どうも怪しい会員証に見えました。 電話番号が書いてあったので、さっそく電話して見ると、受付の女性の声が聞こえました。 「あのどうゆう店なんですか」と何も考えもしないで聞いてみると、「あ、内はお客さんの身元みんな確かめてますから、だいじょぶですよ」 「普通の人妻の方でも安心してご入会できますから」と返事がきました。 どうやら、人妻も入会するクラブというのでこれはどう考えても怪しいとぴんと来ました。 「あの、私でも入会できますか」と聞いてみると、「あ、会員の方の紹介がないとだめなんですが、あと身元がわかる運転免許証とかも必要です」と明るい声の返事がきました。 私は「じゃ、これから行きますから」と言って電話を切りました。 免許を取ってから一度も車に乗っていない、免許証も役に立つことがあるんだと思い、免許証を引き出しの奧から探すと、教えられた場所に行くことにしました。 池袋の裏手にはいると、小さい路地の奧にマンションがありその裏に小さなビルがありました。 「さっき電話したんですが、それでどんな風になってるんですか」とさりげなく聞いてみると、 「うちは人妻専門のセリクラなんです、セリクラってご存じですよね、女の子競売にかけて、男性が競り落とすというあれですが」 「うちでもらうのは、競り落とすところまでで、あとはお客さんが交際したいなり希望があれば、あとはご自分でやってくださいね」 「うちではそうゆうことはやってないので、あくまでも紹介だけで、デート一時間分のお金もらうだけですから」 「そのあとは、まあ相手が気に入らなければそのまま帰っていただいて、一日何度でも競りに来て頂いてかまいません」と慣れた様子で説明をしてくれました。 「会員の紹介がないと、だめなんですが、誰のご紹介ですか」と聞かれて、私は旦那の会員証を見せました。 すると、デジカメで顔写真を撮ってそのままプリンターで会員証を作ってくれました。 女性は無料だというので、お金もかからずほっとしました。 旦那がこの店に来ると言うことは、旦那が人妻を誰か競り落として、しかも、どっかの近くのラブホテルにでも行っているのには間違いないと思いました。 私は、「また今度来ます」と言って店をでました。 翌日礼子さんから電話がかかってきていろいろと話しをしているうちに旦那の話になって、「うちの旦那セリクラに行ってるの、私も会員になってるのよ」とうっかり話してしまいました。 すると、「旦那がセリクラに行ってるとき、こっそりセリクラに行って、自分の嫁さんがセリクラに出てるの見たら、やっぱ即離婚かしらね、これは離婚したいときは便利ね」と言い出しました。 私は考えてみればそれもそうねと納得しました。 「私もちょっとそのセリクラとか言うの行ってみたいんだけど紹介してくれる」と礼子さんに言われて、私は翌日二人でまたセリクラに行きました。 今度も旦那の会員証を見せて旦那の紹介だということにしました。 礼子さんはできあがった会員証を見て嬉しそうにしていました。 帰ろうとしてビルの出口から出ようとすると、ちょうど外国人の二人連れに話しかけられました。 礼子さんが英語で何か話すと、二人はビルの中に入っていくのが見えました。 「ねえちょっと、今の二人セリクラの場所聞いたのよ私に」と勢い込んで礼子さんがいいます。 「格好いいわよねあの二人、私あの二人に競り落とされたい、それしか知り合うチャンスないんだわ」と言って、私の手を引いてさっきのセリクラに戻りました。 ちょうどさっきの二人組の外人が受付で手続きをしている所でした。 英語が通じないらしくて、礼子さんが通訳してようやく会員になれたようでした。 二人が奧に入ると「ねえ私二人に私たちを競り落とすようたのんどいたから、オッケーだって、ね一緒に来てくれるわよね」と礼子さんがいいます。 私は仕方なく、セリに礼子さんと出ることにしました。 案内されて中に入るとまた細い通路を曲がりくねって進み、小さな待合室につきました。 待合室には椅子が数個おいてあり、その正面は大きな鏡でした。 「お待ちかね、今夜の人妻は、名門女子大出身で、遊びたいお金も欲しいという欲張り二人組、しかもレズときたら答えられませんね、二人一緒に落札していただきましょう」とマイクの声が遠くから聞こえてきました。 セリは白熱した様子で私たちの競り落とされた金額は15万でした。 礼子さんと私は、さっきの外人二人が競り落としてくれたものとばかり思って、出口で待ちました。 しかし、私たちを競り落としたのは田舎からでてきたばかりの様な中年の男性二人組でした。 礼子さんは「私帰ります」と言ってドアから出ようとしました。 しかしそばにいたドアマンの男性がすばやくドアを閉めて出られないようにしました。 「うちのシステムでは、競り落としていただいたら、必ず一時間はおつきあいしていただくことになっております」 「そうしていただかないと、紹介をしていただいた会員の方にご迷惑がかかる事になりますが、よろしいですか」と半分脅すような口調で係の女性に言われました。 私は旦那に報告がいったらまずいと思い、なんとか礼子さんを説得しました。 「もしかして、テクニック抜群のものすごい精力家かもしれないし、そしたら、絶対損するから話しだけでもしようよ」と言ってみると、「それもそうね、すごいドスケベそうだしね」と礼子さんも納得してくれました。 私たちはひとまず近所の喫茶店に行くことにしました。 そこでなんとか一時間すごせばあとは無事に帰れると思いました。 しかし、男達は納得せずにどうしてもカラオケに行くと言い張ります。 回りを歩く通行人が変な顔をして私たちを見つめるので私たちは諦めてカラオケに行くことにしました。 二人は演歌を数曲歌うと、私たちにお酒を勧めました。 飲まない訳にはいかないと思い、勧められるままに飲んだお酒はかなり強いお酒のようでした。 礼子さんは、あまりお酒を飲んだことがないらしく、勧められるままにお酒を何杯も飲み干しました。 これは危ないと思って見ていると、すぐに身体がぐったりしてしゃべり方もろれつが回らなくなりました。 男達はさっそくラブホテルに礼子さんを誘うと「私どこでも行っちゃうから」と言い出しました。 私はもうこれはどうしようもないと思い、礼子さんについていくことにしました。 カラオケから出るともうタクシーが待っていました。 礼子さんは慣れた様子で、運転手の隣の助手席に座りました。 男が一人先に後ろの席に乗り込むと、私は背中を押されて中央に座りました。 すぐあとからもう一人の男が席に着きました。 男が告げた行き先はラブホテルのようでした。 男の手が私の膝に伸びると、私の膝頭の感触を楽しむように動き始めました。 微妙な感覚に、私の膝が震えると、男の指先はさらに大胆に、巧みな動きを始めました。 思いもかけない感触が私の体の芯から広がり、泉のように溢れだしました。 頭の中まで、熱い奔流が流れこみ、私は半分夢のなかにいるかのように体が重くなりました。 やがてタクシーはラブホテルの建物に入りました。 中に入ると部屋の真ん中には丸い形をした大きなベッドがありました。 ベッドの上には、ピンク色のレース模様のシーツがかけられていました。 部屋全体が紫色の照明で薄暗くてらされていました。 男達は私と礼子さんに服を脱ぐように命じました。 私たちは言われたとうり二人とも服を脱いで、ベッドの上に並んで寝て男達を待ちました。 男達は冷蔵庫からビールを出していっぱい飲みながら服を脱いでいました。 どっちにすると、男達は相談しているようでした。 礼子さんは不安そうに天井のシャンデリアやベッドの周りの鏡を見ていました。 やがて、男達は私と礼子さんの両脇に腰を落として座りました。 礼子さんは覚悟を決めたように膝をたてて足を広げてると目をつむりました。 私の上に男がかがみ込んできました。 私の子宮は男に乱暴に扱われるのを待ち望んでいるように熱くなりました。 私の身体を包み込んだ欲望の渦は、すぐには激しくならずに、私の感触を楽しんでいるようでした。 逃げることの出来ない、快楽の時が始まったことを、私は思い知らされました。 抵抗する気力もないくらいに私の体はもてあそばれました。 男が刻むリズムは最後の瞬間が近いことを私の子宮に告げると、準備のための痙攣を繰り返しました。 男は私の身体を征服すると、最後の望みを打ち砕きました。

(完)

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